賃貸物件でできる熱中症対策について知っておこう

納得お部屋探し

熱中症と聞くと、“屋外でなるもの”とイメージされる方も多いかと思います。
しかし、実際はそうとは限らず、屋内にいても熱中症になってしまうことはあります。
そのため、本格的な夏が訪れる前に、賃貸物件の中でできる熱中症対策について知っておきましょう。
今回は、具体的にどのような対策があるのかを解説します。

熱中症の概要

高温多湿の環境に長時間いることにより、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう症状を熱中症といいます。
冒頭でも触れたように、熱中症は屋外だけでなく、屋内で何もしていないときにも発症する可能性があり、救急搬送されたり、場合によっては命を落としたりすることもあります。
また、熱中症の段階は重症度によって3つに分けられ、それぞれの段階で見られる症状にも違いがあります。
具体的には以下の通りです。

段階 主な症状
Ⅰ度(現場での応急処置で対応できる軽症) 立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗
Ⅱ度(病院への搬送を必要とする中等症) 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度(入院して集中治療をする必要がある重症) 意識障害、痙攣、手足の運動障害、高体温

ちなみに、乳幼児や高齢者の方は、特に熱中症を起こしやすいとされています。
乳幼児は、大人と比べて新陳代謝が活発で体温が高く、体外に汗を出す汗腺の発達が未熟であるため、体温のコントロールがうまくできません。
また、高齢者の方は、体内の水分割合が少ない上に、暑さや喉の渇きを感じにくくなるため、気付いたら熱中症になっているというケースも珍しくありません。

賃貸物件でできる熱中症対策4選

賃貸物件の中で熱中症を発症しないためには、以下のような対策を取ることをおすすめします。

・水分補給
・エアコンを使用する
・空気を入れ替える
・生活リズムを整える

水分補給

賃貸物件の中でできる熱中症対策と言えば、なんと言っても水分補給です。
屋内にいる場合、屋外よりも喉が渇きにくいため、こまめに水分を摂らない方も多いです。
しかし、そのような行動が屋内での熱中症につながるケースは非常に多いため、必ず水分補給はするようにしましょう。
1日に摂取する水分量の目安は約1,200mlと言われていますが、熱い時期はそれよりも400~500mlほど多く摂取することをおすすめします。
また、お風呂上がりなど、体内の水分が不足しがちになるときにも、400~500ml程度の水分を補給しましょう。
ちなみに、熱い時期には水分だけでなく、塩分も補給することが大切です。
具体的には、スポーツドリンクやゼリー飲料、塩分入りタブレットを常備し、定期的に摂取してください。

エアコンを使用する

賃貸物件の中でできる熱中症対策には、エアコンの使用も挙げられます。
一昔前であれば、“エアコンは身体に良くないので、あまり付けすぎないようにする”という考えが一般的でした。
しかし、近年は猛暑日となる日が年々増加しているため、“暑い日は必ずエアコンを付ける”という考え方に変化しています。
そうはいっても、エアコンの風に当たると具合が悪くなるという方は実際に存在するため、そのような方は風量を極力抑えたり、扇風機を使用したりすることで対処しましょう。
また、熱中症は室温が高いときだけでなく、湿度が高いときにも発症しやすいため、エアコンや除湿器などを使用して、快適な環境をキープするようにしてください。

空気を入れ替える

賃貸物件の中でできる熱中症対策には、できるだけ空気を入れ替えるという対策もあります。
こちらは、屋内にいるときというよりは、屋外から帰宅したときに行う対策です。
暑い時期に帰宅すると、部屋の中に温かい空気がこもっているため、そのまま換気をせずにエアコンを付けてしまう方が多いです。
しかし、エアコンの効果を引き出し、効果的に室温を下げるのであれば、まず換気をしてこもっている温かい空気を外に出すべきです。
あまり風通しの良くない賃貸物件であれば、扇風機を使用して部屋の空気を外に出してから、エアコンを付けることをおすすめします。

生活リズムを整える

生活リズムを整えることも、賃貸物件の中でできる熱中症対策の1つです。
睡眠不足や体調不良、栄養不足といった状態は、熱中症のリスクを高めます。
そのため、バランスの良い食事をしたり、十分な睡眠を取ったりすることにより、丈夫な身体を作ることを心掛けましょう。
ちなみに、火を使用するキッチンは、熱中症になりやすい場所の1つです。
そのため、料理をする際には常に換気扇を回し、エアコンで室温を調節してください。
また、火を使わず電子レンジでの加熱に置き換えるなど、調理方法を工夫することも大切です。

まとめ

ここまで、賃貸物件でできる熱中症対策をいくつか解説しました。
知らず知らずのうちに屋内で熱中症を発症し、命の危険にさらされるというケースは年々増加しているため、たとえ若い方であっても対策を怠ってはいけません。
千葉県の浦安・新浦安で賃貸物件をお探しの方、不動産管理の依頼をご検討の方は、是非、清田屋不動産へご連絡下さい!
心よりお待ちしております。

タイトルとURLをコピーしました