賃貸物件を契約する際には、さまざまな書類やその他のアイテムを用意しなければいけません。
また、中には役所などで所得しなければいけないものもあるため、事前に一通り把握しておくことをおすすめします。
具体的にどのようなものが必要なのか解説しますので、今後賃貸物件に入居しようとする方はぜひ参考にしてください。
賃貸物件の申込時に用意すべき書類、アイテム
まずは、賃貸物件の契約をする前の申込時に用意すべき書類、アイテムを紹介します。
このとき必ず用意、提出しなければいけないのは、本人確認書類と申込書、認印(シャチハタ不可)の3点です。
本人確認書類としては、運転免許証や顔写真付きマイナンバーカード、住民基本台帳カードなどが使用できます。
また、申込書に関しては、不動産仲介業者に用意してもらえるため、自身で取得する必要はありません。
ただし、申込書には以下のような情報の記入が求められるため、前もって情報を整理しておくことをおすすめします。
契約者自身の情報 | 氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先名、勤務先住所、勤務先電話番号、勤務先の従業員数、勤務先の資本金、年収、勤続年数 など |
連帯保証人の情報 | 上記の情報+住居情報(持ち家、賃貸など) |
ちなみに、場合によっては、申込時に申込金を預けなければいけないことがあります。
こちらは、申込をすることの意思表示として預けるものであり、賃貸物件の契約が完了したり、契約を取り消すことになったりした場合には返還されます。
審査に通過した後に用意すべき書類、アイテム
賃貸物件の申込を行い、無事に入居審査に通過した後は、いよいよ契約に移ります。
また、このとき用意すべき書類やアイテムには、以下のものが挙げられます。
・住民票
・印鑑証明
・収入を証明できる書類
・連帯保証人関連の書類
・印鑑(シャチハタ不可)
・銀行印
・通帳
・本人確認書類
・契約金(敷金、礼金、火災保険料、仲介手数料など)
住民票や印鑑証明は、市区町村役場を訪れ、発行してもらう必要があります。
収入を証明できる書類に関しては、会社勤めの方であれば源泉徴収票、自営業の方は直近の年の確定申告書や納税証明書を用意します。
ちなみに、連帯保証人関連の書類としては、連帯保証人の住民票や印鑑証明書、収入証明などの提出が求められることが多いです。
場合によっては、同意書に直筆でのサインや捺印を求められることもあるため、前もって連帯保証人には話を通しておきましょう。
未成年の学生が用意すべき書類やアイテムについて
賃貸物件を契約する方は、必ずしも成人しているとは限りません。
大学や専門学校に進学したタイミングで一人暮らしを始める方は、多くの場合未成年です。
また、未成年の学生は、本人名義で賃貸物件を契約することができません。
そのため、借主が保護者になるケースが多く、居住者のものはもちろん、名義上の借主の書類も用意する必要があります。
具体的には、以下のような書類です。
・借主(保護者など)の本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
・借主の住民票の写し
・借主の印鑑証明書
・借主の在籍証明書(健康保険証や在籍証明など)
ちなみに、学生は成人、未成年関係なく、本人確認書類として学生証を提出することが可能です。
ただし、入学前でまだ学生証を持っていない場合は、合格通知書の提示を求められるケースもあります。
転職したての方が用意すべき書類やアイテムについて
新しい勤務先に転職したての方、あるいはすでに転職先が決まっているものの、現在無職という方は、賃貸物件を契約する際、転職先の内定通知書が必要です。
また、転職先の年収をあらかじめ知っておく必要があるため、転職先の企業に給料の面などを聞いておく必要があります。
ちなみに、ただ単に無職の方は、まとまった貯金や連帯保証人がいない限り、賃貸物件を契約するのが難しいです。
新社会人の方が用意すべき書類やアイテムについて
学生から新社会人になるタイミングで賃貸物件を契約するも、転職したての方と同じく、これから勤務先となる企業からもらえる内定通知書を用意しなければいけません。
また、大体の年収も把握しておく必要があります。
法人が用意すべき書類やアイテムについて
賃貸物件を契約するのは、個人だけとは限りません。
法人名義で契約をする場合は、登録してある会社の登記簿謄本を提出しなければいけませんし、自営業の場合は、収支報告書などのさまざまな書類が必要になります。
また、自営業の場合、それだけで収入が安定していないと判断されることが多く、収支報告書の内容は厳しくチェックされます。
まとめ
ここまで、賃貸物件を契約する際に必要な書類やアイテムについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事を読んでいただいた方は、自身がどのような立場なのかを再確認し、早めに書類やアイテムを用意しておきましょう。
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