東京ディズニーリゾートがある街、浦安市。
子育て支援が全国に類を見ないほどしっかりしていますし、東京都心へのアクセスも良好、路線バスを始め市内の交通手段充実している、など浦安市への移住を考えている人も多いのではないかと思います。
では、浦安市の防災ルールを知っていますか?
住んで生活していく上で、防災ルールを把握しておくことは必要不可欠です。
そこで今回は、浦安の防災ルールを紹介していきたいと思います。
浦安市で考えられる災害とは?
まず、浦安の防災ルールを紹介していく前に、浦安で考えられる災害について話していきます。
防災の基本は、まず災害を想定することですものね。
浦安市は、市域の4分の3を1960年代後半に埋め立てられた埋立地が占めています。
そのため、農地や自然地形としての山や丘は存在せず、標高がとても低いです。
ですから、この地形を考えると、浦安で想定される災害は標高の低さによる水害と、埋立地であることによる液状化です。
次の小見出しからは、それらの災害に対する防災を話していきたいと思います。
浦安の防災ルール〜液状化現象に対して〜
液状化現象とは、地下水位の高い砂地盤が振動により液体化する現象です。
これにより、より比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい構造物(下水道管等)が浮き上がったりします。
東日本大震災の時には、液状化現象にみまわれた浦安市が報道されていましたよね。
本題の液状化現象に対する、浦安の防災ルールですが、こればっかりは市民1人1人が出来ることはありません。
自治体により、より強い地盤にしてもらうしかないのです。
ですが、液状化現象に対する常識をひっくり返すような事実があります。
それは、液状化は人の命を守るということです。
液状化現象というと、家が傾いてしまったり悪いイメージですよね。
ですが、東日本大震災の際も実際、浦安で液状化現象にみまわれた地域では家が傾いたりしたものの、もの1つ落ちなかったそうなのです。
地震の際には、棚のものが落ちてきて怪我をしますから、液状化になるところの方が安全、と言い切っている専門家もいました。
浦安の防災ルール〜水害に対して〜
次に、水害に対してです。
浦安で想定される水害は、旧江戸川の洪水や台風による増水、内水氾濫があります。
これらは、浦安市でハザードマップを作成して対策していますから、そちらを参考にしてください。
内水氾濫とは、堤防内に降った雨が他の河川や海への行き先を失い、たまった水が溢れ出して水害を引き起こすというものです。
この対策として、浦安市では下水道の整備や排水ポンプ施設の整備を行っています。
1時間に50ミリ以上の雨が降った場合には、内水氾濫の危険性がありますから、浦安市に住もうというあなた、心に置いておいてくださいね。
まとめ
ここまで、浦安市で考えられる災害を地形から想定して、防災ルールを紹介してきました。
浦安市のホームページでは、『防災のてびき』という形で、より詳しく災害時のルールが載っていますから、そちらも見てみてください。
自分の命を守るため、災害に対する知識は必須です。
皆さんも、防災への意識を身につけて、安心安全に暮らしていきましょう。