国家資格マンション管理士を知っていますか?試験内容とは?

不動産豆知識

皆さん、マンション管理士ってご存知ですか?

現在、日本国内のマンションに住む人は約1,530万人です。
それは日本の総人口の約10%強にあたり、首都圏を中心に年々増加の一途を辿っています。

当然、住む人が増加するとトラブルも増えるのは言うまでも有りせん。
そこで国は、各マンションでの管理組合の設置を法律で義務付けました。

ところが、専門知識が無い一般住民が管理組合を運営しているケースが多いのが現実です。
そこで、この事態を対処すべく誕生したのがマンション管理士です。
マンション管理士は専門的な見解から、住民同士のトラブルを解決に導く、言わばアドバイザー的な存在なのです。

そこで今回は、そのようなマンション管理士の試験内容や、気になる年収についてお話していきたいと思います。
これからマンションの賃貸経営をしようというあなた、必見ですよ。

マンション管理士の試験内容とは

マンションの維持管理に関するトラブルや住民からのクレームの対処法を、アドバイスする立場であるマンション管理士は、建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、民法など、さまざまな法律に精通していなければいけません。

そのため、マンション管理士への道はとても狭き門となっています。

マンション管理士の試験内容はどういった物なのか説明していきたいと思います。
マンション管理士試験は、国土交通大臣が主体となり、公益財団法人マンション管理センターを指定試験機関として実施されている国家資格です。

毎年11月に試験が行われ、受験資格に制限はなく、誰でも受験すること可能です。
毎年、試験範囲発表後に募集を開始する為、勉強する範囲は予め決まっています。

しかし、試験範囲があまりに広く、法改正等もあるので、試験に備えて通信講座や専門学校に行く人も多いです。

テストはマークシート方式です。
問題数は全部で50問あり、そのうち35問以上の正解で合格となります。
合格率は毎年概ね7~8%ですので、資格試験の中では難易度が高いでしょう。

これからさらなるマンション住民が増加し、トラブルの数や種類も増えていく事を考えると、マンション管理士の存在はさらに必要不可欠となってきます。
そういった観点で考えると、これからはとても将来性のある資格と言えます。

気になるマンション管理士の年収はどのくらい?

最後に気になるマンション管理士の年収についてお話しします。

マンション管理士の年収は、20代で平均約400万円、優秀なベテランの管理士では年収800万円程度です。
不動産会社などに就職した場合は給与にプラスして、資格手当が追加される事も考えられます。

まとめ

マンション住民が増加傾向にあり、少子高齢化が進む今の日本に必要不可欠な存在である、マンション管理士についてお話してきました。
将来的にも取得して損のない資格である事は理解して頂けたかと思います。

これから賃貸経営をしようと考えている皆さん、マンション管理士を目指してみてはいかがですか。

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