賃貸物件を選ぶ際、自身が求めている設備があるかどうかを重視する方は多いと思います。
また、多くの方に人気がある設備の1つに、“ウォークインクローゼット”が挙げられます。
今回は、賃貸物件に設置されているウォークインクローゼットのタイプや形、上手な使い方について解説します。
ウォークインクローゼットの概要
ウォークインクローゼットとは、人が中に入って歩けるサイズのクローゼットのことをいいます。
間取り図では“WIC”と表記され、大体1畳半～2畳ほどのスペースになっていることが多いです。
ウォークインクローゼットがあれば、室内に衣類の収納棚などを置く必要がないため、部屋をスッキリさせたいという方にはとても人気があります。
また、広さによっては衣類だけでなく、スーツケースやゴルフバック、スキー用品やキャンプ用品などの大型用品、季節品まで収納することが可能です。
ウォークインクローゼットのタイプ
ウォークインクローゼットのタイプは、主に以下の3つに分かれます。
・ハンガーパイプ付きのタイプ
・壁面収納付きのタイプ
・キャビネットなどを置くタイプ
ハンガーパイプのみが付いているウォークインクローゼットは、それほど面積が広くないことが多いですが、なるべく洋服を畳まずに保管したいという方にはおすすめです。
また、壁面収納が付いているタイプは、帽子やアクセサリーといった小物を収納する場所としても適しています。
そして、自身でキャビネットなどを置き、収納を増やすタイプのウォークインクローゼットは、かなり広めの面積になっているケースが多く、非常に効率の良い使い方ができます。
ウォークインクローゼットの形
ウォークインクローゼットの内部は、その部屋の都合などに合わせた形状になっています。
代表的なのは、以下のような形のものです。
・L字型
・コの字型
・Ⅰ型
・Ⅱ型
L字型
L字型のウォークインクローゼットは、壁面がすべて収納スペースとなっているため、それほど広くなくても、効率的な使い方が実現できます。
ただし、ハンガーパイプが壁の隅についている場合、物を取り出しにくくなるため、こちらにはあまり普段使いしないものを収納すべきです。
コの字型
コの字型のウォークインクローゼットは、L字型よりも収納スペースが多く、扉から見た正面部分がすべて収納になっているため、デッドスペースが生まれる心配もありません。
Ⅰ型
Ⅰ型のウォークインクローゼットは、壁の一面のみが収納になっているタイプです。
収納量としてはそれほど多くありませんが、人が通るスペースは広めであり、洋服などを取り出しやすいところはメリットです。
Ⅱ型
Ⅱ型のウォークインクローゼットは、向かい合う2面の壁がどちらも収納になっているタイプです。
中央に人が歩くスペースがあり、その前後もしくは左右が収納スペースとして機能します。
Ⅰ型よりさらに歩くスペースが広いため、規模によっては中でゆったりと着替えられる可能性があります。
また、収納スペースもⅠ型と比べて広いですが、賃料が高めの物件でないと、こちらのタイプはなかなか設置されていません。
ウォークインクローゼットの上手な使い方
ウォークインクローゼットは非常に便利な設備ですが、なんでもかんでも収納していると、非常に使い勝手の悪いものになってしまいます。
ウォークインクローゼットの上手な使い方としては、以下が挙げられます。
・ハンガーにかける洋服は長さを揃える
・デッドスペースをなくす
・設置する収納アイテムを工夫する
ハンガーにかける洋服は長さを揃える
ウォークインクローゼットの上手な使い方としては、まずハンガーにかける洋服の長さを揃えることが挙げられます。
なぜなら、長さを揃えることで、ハンガーの下に収納ボックスを設置しやすくなるからです。
逆に、バラバラの長さの服をハンガーにかけていると、一部の洋服だけシワになってしまったり、収納スペースが減ったりすることが考えられるため、注意してください。
デッドスペースをなくす
デッドスペースをなくすことも、ウォークインクローゼットを上手に使うにあたって必要不可欠なことです。
例えば、L字型やコの字型のウォークインクローゼットのコーナーが空いている場合は、そこに回転式のハンガーラックを設置しましょう。
そうすることで、デッドスペースをなくし、収納スペースを増やすことができます。
設置する収納アイテムを工夫する
設置する収納アイテムを工夫することも、ウォークインクローゼットの上手な使い方の1つです。
例えば、ハンガーラックの下に置く収納ボックスを透明のタイプにすれば、何が入っているのかがわかりやすくなります。
まとめ
ここまで、賃貸物件におけるウォークインクローゼットのタイプや形状、上手な使い方について解説しましたが、いかがでしたか？
前述したポイントを押さえておけば、実際ウォークインクローゼット付きの物件に入居したとき、より快適な生活を送ることができます。
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