賃貸物件に設置された“風除室”のメリットについて

不動産豆知識

皆さんは、“風除室”というものをご存知でしょうか?
これは、賃貸物件のエントランスに設置されていることがあるスペースで、あらゆる機能を持っています。
今回は、賃貸物件に設置された風除室のメリットを中心に解説しますので、これから部屋探しを行うという方はぜひ参考にしてください。

風除室の概要

賃貸物件の入口にあるドアと、その奥にあるもう1枚のドアの間にあるスペースを“風除室(ふうじょしつ)”といいます。
賃貸物件の他に、オフィスビルや公的施設などでも設置されています。
主にオートロック付きの物件で採用されているもので、そのような物件ではもっとも外側のドアから建物内に入り、オートロックになっているもう1枚のドアを開錠して、エレベーターホールのあるスペースに入ることができます。

風除室のメリット

賃貸物件に設置された風除室には、主に以下のようなメリットがあります。

・雨風が入りにくい
・冷暖房効率が良くなる
・虫が入りにくい
・メールボックスが汚れにくい

雨風が入りにくい

賃貸物件における風除室のメリットとしては、まず“雨風が入りにくい”ということが挙げられます。
1枚しかエントランスのドアがない賃貸物件は、開閉のたびに雨風が入り込むため、滑りやすくなったり、汚れたりしやすいです。
せっかく賃貸物件に住むのであれば、共用部分が綺麗なところに住みたいですよね。
一方、風除室があれば、建物内にダイレクトで雨風が入ることがないため、比較的エントランスが綺麗な状態で保たれます。

冷暖房効率が良くなる

賃貸物件に設置された風除室のメリットには、“冷暖房効率が良くなる”ということも挙げられます。
賃貸物件の中には、エントランスで冷房や暖房が稼働しているところもありますが、入口のドアが1枚だけの場合、入口と屋外で直接空気が出入りするため、どうしても、冷暖房効率が悪くなります。
一方、風除室がある賃貸物件は、暖気や冷気の流出、流入が少ないため、どのシーズンでも快適なエントランスの温度をキープできます。

虫が入りにくい

賃貸物件における風除室には、“虫が入りにくい”というメリットもあります。
暑い時期などは、入口から侵入した害虫がそのまま建物内に残り、各部屋にまで入ってくることがあります。
エントランスのドアが1枚の場合、そこを突破されるとすぐに侵入されますが、風除室がある物件では、ドアを2枚通過する必要があるため、虫が部屋の近くにまで来る可能性は低いです。

メールボックスが汚れにくい

“メールボックスが汚れにくい”というのも、賃貸物件に設置された風除室のメリットです。
風除室の横には、メールボックスや宅配ボックスのスペースがあり、これの多くは直接外気に触れない少し奥まったところにあります。
よって入口のドアが1枚しかない賃貸物件と違って、メールボックスが雨風で汚れたり、錆びたりしにくいです。

まとめ

ここまで、賃貸物件の風除室におけるメリットを見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
風除室が設置されているのといないのとでは、生活のしやすさが大きく変わってくるため、必ず内見時はチェックしてください。
千葉県の浦安・新浦安で賃貸物件をお探しの方、不動産管理の依頼をご検討の方は、是非、清田屋不動産へご連絡下さい!
心よりお待ちしております。

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