賃貸物件で生活していると、隣戸や階上、階下から聞こえる音が気になる場合があります。
このようなケースでは、入居者の方はなるべく事を大きくせず、まずは自分自身でできる対策を取るべきです。
ここからは、賃貸物件で実践したい防音対策と、絶対にやってはいけない間違った対策について解説します。
賃貸物件で実践可能な防音対策について
あまりに音が大きいときは、もちろんオーナーや管理会社に相談するのが良いですが、物件によっては、構造上普通の生活音でも聞こえやすくなっている可能性があります。
そのため、まずは以下の防音対策を取りましょう。
①音がする壁側に家具を移動させる
賃貸物件において、隣戸の壁から音が聞こえる場合は、“音がする壁側に家具を移動させる”という防音対策が有効です。
こうすることで、壁を伝って届く音の大きさは軽減されます。
できれば、壁の上部分まで覆うことができるような、背の高い家具が良いですね。
ちなみに、移動させるときは、ピッタリ隙間なく壁にくっつけるのではなく、1cmほど離すことで、より大きな防音効果が期待できます。
②防音シートを貼る
賃貸物件の壁から聞こえる音が気になる場合は、“防音シート”を貼るのもおすすめです。
これは、跳ね返った音を吸収する“吸音”と、音が中から外へ、外から中へ入るのを遮る“遮音”の機能、効果を持っているシートで、ホームセンター等で販売されています。
また、壁にシートを貼り付けるということで、剥がす際に跡が残らないか不安な方もいるかもしれませんが、跡が残らないテープも併せて購入すれば、その不安もなくなります。
③防音マットを設置する
賃貸物件において、階下から音が聞こえるという場合は、“防音マット”を設置するのも手ですね。
これは、厚みのあるマットを敷くことで、階下からの音の伝わり具合を軽減させるという方法ですね。
具体的には、硬さのあるゴム素材の防音マットがおすすめです。
間違った防音対策とは?
賃貸物件において、絶対にやってはいけない防音対策としては、主に以下の2つが挙げられます。
音に音で対抗する
隣戸や階上、階下の音がうるさいからといって、こちらからも音を出して対抗するのは絶対NGです。
例えば、大きいテレビの音に対抗して、こちらもテレビの音量を上げるといった行動ですね。
こんなことをしても、さらに向こう側が対抗してくるだけで何の解決にもなりませんし、後々大きな近隣トラブルに繋がってしまうおそれがあります。
壁や床、天井を叩く
音が気になるからといって、壁や床、天井を叩くのも良くありません。
なぜなら、賃貸物件では、隣戸から音が聞こえるように感じるものの、実際はさらにその隣の部屋だったということがあり得るからです。
つまり、何の音も出していない隣戸や階上、階下の住人に対して、大きな音を響かせてしまうことで、不快感を与えてしまう可能性があるということですね。
まとめ
賃貸物件で生活するにあたって、騒音・防音問題は切っても切り離せないものです。
もちろん、オーナーや管理会社への相談で解決すれば、それが一番良いですが、相談後も収まらない場合は、自分自身で対策してしのぐことも考えましょう。
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