賃貸物件における“事故物件”にはどんな特徴がある?

不動産豆知識

皆さんは、賃貸物件における“事故物件”というものをご存じでしょうか?
実際に住んだことがある、住んでいる方を知っているという方は少ないかもしれませんが、誰もがその存在は知っているでしょう。
今回は、知らず知らずのうちに賃貸物件における事故物件に入居してしまわないように、その特徴について解説します。

そもそも賃貸物件における“事故物件”って?

賃貸物件における“事故物件”の特徴を解説する前に、まずは概要について解説しましょう。
事故物件とは、殺人や事故死、自殺や火災などが発生し、一般的に人が入居するのを嫌がる要素のある物件のことを指します。
たとえ過去に人の死や火災が発生していたことを知らなくても、できればそのような賃貸物件への入居は避けたいですよね。
つまりそのために、賃貸物件における事故物件の特徴を知っておくべきだということです。

賃貸物件における“事故物件”の特徴①異常に賃料が安い

賃貸物件における事故物件の最大の特徴は、なんと言っても異常に賃料が安いという点です。
すべての事故物件の賃料が異常に安いわけではありませんが、ほとんどの事故物件の賃料はそのエリアの相場よりも低く設定されています。
賃料が低い理由には、エリアの相場に近い賃料を設定しても、なかなか借り手が見つからないことが挙げられます。

賃貸物件における“事故物件”の特徴②違和感のあるリフォームがされている

賃貸物件における事故物件には、違和感のあるリフォームがされているという特徴もあります。
例えば、明らかにフローリングや壁クロスの一部だけ真新しいものになっているというようなケースです。
部屋全体がリフォームされている物件にはない違和感がある場合は、事故物件の可能性があるので注意しましょう。

賃貸物件における“事故物件”の特徴③名称が変更された過去がある

名称が変更された過去があるというのも、賃貸物件における事故物件の特徴の1つです。
人の死や火災などの事件が大々的に報じられていれば、建物の名称が知れ渡っている場合もあります。
つまり名称がそのままだとなかなか借り手が見つからないため、名称を変更しているということです。
したがって、賃貸物件における名称の遷移も事前に調べておくことをおすすめします。

まとめ

賃貸物件における、“事故物件”の特徴について解説してきました。
賃貸物件のオーナーには、事故物件おける明確な告知義務がありません。
したがって賃貸物件を探している方は、知らず知らずのうちに事故物件を選択肢に入れている可能性もあるのです。
もし室内や物件情報を見て違和感を覚えた場合は、最終的にオーナーに直接質問することをおすすめします。

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