賃料の支払い口座を変更することはできる?変更の手順は?

不動産豆知識

賃貸物件における賃料は、支払い口座を利用して毎月自動的に支払われるのが一般的です。
では1度設定した支払い口座を、途中で変更することは可能なのでしょうか?
また変更する際は、どんな手順を踏めばいいのでしょうか?
支払い口座の変更を検討している方に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

【結論】賃料の支払い口座変更は可能

結論から言うと、賃料の支払い口座を途中で変更することは可能です。
したがって、勤め先が変わったなどの理由で新しく口座を開設した場合、手順を踏めばそちらの口座を支払い口座に変更できます。
では賃料の支払い口座変更は、どのような手順で行うのでしょうか?

賃料の支払い口座変更における手順

賃料の支払い口座変更における手順は以下の通りです。

1. 管理会社への連絡
まずは管理会社に連絡し、賃料の支払い口座を変更したいという旨を伝えましょう。
不動産仲介業者が管理会社を兼任している場合は、不動産仲介業者への連絡でも構いません。

2. 書類への記入と捺印
賃料の支払い口座変更の旨を伝えると、その後管理会社から変更に必要な書類(預金口座支払い依頼書)が届きます。
その書類に新しく利用したい支払い口座の情報を記入して、捺印をしたら返送します。
これで賃料の支払い口座の変更は完了です。

賃料の支払い口座変更において気を付けておきたいポイント

賃料の支払い口座変更手続き自体は非常にシンプルで簡単ですが、変更の際には気を付けておくべきポイントがあります。
変更に必要な書類を提出すれば手続きが完了するとはいえ、提出後すぐに支払い口座が変更になるわけではありません。
返送した書類は管理会社からさらに金融機関へと引き継がれ、金融機関で支払い口座として設定されます。
つまり書類の提出から実際に支払い口座が変更されるまで、少し時間が空いてしまうということです。
したがって新しい賃料の支払い口座は、書類を提出したその月ではなく、翌月か翌々月から利用できる場合が多いです。
書類を提出した月は、これまで利用していた支払い口座から賃料を支払う場合が多いため、残高不足にならないように注意しましょう。
このような状況にならないためには、必ず管理会社に支払い口座が変更になる月を聞いておく必要があります。

まとめ

賃貸物件における賃料の支払い口座変更について解説してきました。
どの賃貸物件でも基本的に支払い口座の変更は可能であり、多くの手順を踏む必要もありません。
ただ書類を提出したからといって、旧支払い口座の残高を気にしなくてもいいというわけではありません。
自分が知らないところで賃料を滞納してしまう可能性もあるため、口座が変更になる月は必ず事前に確認しておきましょう。

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