賃貸物件の場合、多くの物件で大家さんが家賃を設定して入居者から徴収しています。
同じような立地でも家賃が安かったり、小さい間取りなのに家賃が高いというように物件によって家賃にかなり差がありますよね。大家さんが家賃を決めるときにはどのようなポイントに注目しているのでしょうか。
大家さんが家賃を決めるポイントは建物自体の価値
大家さんが家賃を決める際に考慮する一番のポイントは、もちろん建物自体の価値です。
賃貸物件の貸し借りにおいては建物自体が交渉の材料であり、買ってほしいポイントなのです。この建物を基準に家賃を決めていきます。例えば築年数です。古ければ古いほど家賃は低くなりますし、新しい物件では家賃は高くなります。また、ロフトが付いていたり、キッチンオプションが充実しているような物件では家賃が高くなってしまいますよね。このように家賃が高いという物件にはそれだけ売り出したいポイントがあるのです。
家賃が少し高いなと思った物件は大家さんや不動産屋さんに詳しく聞いてみると売りとなっているポイントが見つかるかもしれません。書面やネットで物件の情報を得ることが多いと思いますが、それでは見つからない素敵なポイントが見つかるかもしれませんよ。
大家さんが家賃を決めるのは維持費の関係が多い
大家さんは、賃貸物件の管理も担っている場合があります。この時にはどうしても賃貸物件の維持費を家賃に加えて決めなければいけません。賃貸物件に入居している側からすればあまり実感はわかないかもしれませんが、物件の修理、清掃、点検と言った設備管理も大家さんが担っていることがあります。また、家賃に駐車料金が含まれている場合には駐車場の管理、雪かきと言った業務の料金も考えなければいけませんよね。きれいなマンションのほうが、家賃が割高になるというのは維持費の関係かもしれません。見えないところでマンションの管理をやっているということを考えて家賃は設定されていることが多いです。
まとめ
大家さんが家賃を決める際には、賃貸物件という売り物を基準にして決めています。家賃が高い、安いといった物件を考えた時には、その家賃なりの理由が背景にあるのかもしれません。費用対効果という言葉もあるように、家賃に対する物件の価値、「家賃対効果」を考えてみると物件探しもスムーズにいくかもしれませんね。