賃貸住宅仲介業者の過去と現在を比較してみよう

不動産豆知識

賃貸住宅仲介業者は、現在でも多くの入居希望者の相談に乗り、物件に案内しています。
ただ数年前と比べると、賃貸住宅仲介業者のサービスはかなり変化してきています。
10年程前と現在の賃貸住宅仲介業者を比較して、どのように変化を遂げているのかを解説したいと思います。

過去と現在の賃貸住宅仲介業者サービスの違い①

過去と現在の賃貸住宅仲介業者サービスの1番の違いは、やはり「ネット情報の信頼性」です。
10年程前でも携帯電話やパソコンで賃貸情報は検索出来ましたが、その当時は「おとり広告」というものが混ざっている可能性が高かったのです。
おとり広告とは、簡単に言うと「お客さんを呼び寄せるための架空の賃貸情報」です。
その情報を見て店舗に来店した方に、他に借りてほしい物件を紹介するというケースが多かったのです。
店舗の外に貼り出されている情報も、10年程前まではおとり広告がほとんどを占めていたと言われています。
ただ現在では、おとり広告への対策が厳しくなっています。
もし架空の情報を掲載したり貼り出したりした場合、宅建業法という法律で罰せられるようになりました。
現在の賃貸住宅仲介業者が提供する情報は、ネット情報を中心に非常に信頼性の高いものに変化しています。

過去と現在の賃貸仲介業者サービスの違い②

物件に足を運んで、雰囲気や間取りなどを確認する「内見」のシステムも、10年程前と現在では大きく変化が見られます。
これまでは店舗に来店した方に物件を紹介し、担当者が案内するという形がほとんどでした。
ただ現在は、先ほども言ったようにネット情報の信頼性が非常に高くなっています。
したがって、店舗に来店しなくてもネットから内見の申し込みが出来るようになりました。
内見を希望する物件に、賃貸住宅仲介業者の担当者と希望者が現地集合するという形も少なくありません。
また遠方から引っ越しをする方の場合、これまではなかなか内見が出来ずに、間取りだけを確認して物件を決めなくてはいけませんでした。
現在はネットに掲載されている写真も多く、物件の住所が把握出来ればマップで確認することも可能になりました。
さらに進化した賃貸住宅仲介業者のサービスには、「オンライン内見」というものもあります。
希望者が物件に足を運ぶ必要がなく、代わりに賃貸住宅仲介業者の担当者が物件からテレビ電話で雰囲気を伝えてくれるという画期的なサービスです。

まとめ

賃貸住宅仲介業者のサービスは、この10年程だけでも大きく進化しています。
賃貸住宅仲介業者にとっても入居希望者にとっても、効率的なサービスが続々と登場しています。
これから10年後、またさらに進化したサービスが登場するのが楽しみですね。

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