ワンルームは、室内にドアなどの仕切りがない部屋であり、玄関を開けるとキッチン、居住スペースが同じ空間にあります。
ただし、間仕切りを設けることにより、ワンルームでもキッチンと生活スペース、就寝スペースなどを分けることは可能です。
ここからは、ワンルームの賃貸物件における間仕切りの方法について解説します。
ワンルームの賃貸物件における間仕切りの方法6選
ワンルームの賃貸物件に間仕切りを設ける方法としては、主に以下が挙げられます。
・カーテン
・ロールスクリーン
・パーテーション
・棚
・ソファ
・ラグ
カーテン
カーテンは、もっとも簡単にワンルームの賃貸物件に間仕切りを設けることができる方法です。
具体的には、間仕切りをしたい箇所に突っ張り棒を設置し、カーテンを通すことにより、ワンルームの中に複数の独立したスペースを設けることができます。
また、突っ張り棒を設置するのが難しい場合は、自立するポールを設置することをおすすめします。
ちなみに、キッチンと居住スペースの間にカーテンを設置すれば、調理の際に発生する煙やニオイが居住スペースに流れにくく、ソファやベッドなどにニオイがつくのを防ぐことも可能です。
ロールスクリーン
ワンルームの賃貸物件における間仕切りの方法には、ロールスクリーンの設置も挙げられます。
ロールスクリーンとは、コードを使用してロール状の布を引き下げたり、巻き上げたりして開閉するカーテンのことをいいます。
面がフラットで、開閉いずれの状態でも布がかさばらないため、部屋の間仕切りとしては非常に適しています。
ただし、室内に設置する場合、天井に金具を設置し、吊り下げる必要があります。
そのため、退去時には修繕費用を支払わなければいけないことも考えられるため、注意しましょう。
不安な方は、設置する前に管理会社に確認することをおすすめします。
パーテーション
ワンルームの賃貸物件における間仕切り方法としては、パーテーションも挙げられます。
こちらは、いわゆる“ついたて”のことであり、自立した目隠しとして設置できます。
購入したものを組みたて、そのまま置くだけで良いため、他に何か設置のためのアイテムを購入する必要はありません。
また、素材は薄い板ですがそれなりに強度はあるため、ものをぶら下げたり、ポスターを貼ったりと、本物の壁のように使用することもできます。
その他、キャスター付きのものであれば、模様替えなどに合わせて移動させやすいというメリットもありますが、カーテンやロールスクリーンと比べると少しスペースを取りやすくなります。
棚
キッチンから居住スペースへの動線などに棚を設置すれば、それだけで十分な間仕切りになります。
特におすすめなのは、裏面が板になっておらず、貫通しているラックタイプの棚です。
こちらを設置すれば、部屋の開放感を損なわず、自然な間仕切りが可能になります。
また、棚でワンルームの賃貸物件を間仕切りするメリットには、収納スペースも同時に増やすことができるという点も挙げられます。
ただし、壁側に引っ付いていない分、地震などが発生したときには転倒の危険性が高くなるため、天井との間に突っ張り棒を設置したり、背が低めの棚を設置したりして、対策は取っておきましょう。
ソファ
ソファの背中部分を使用することでも、ワンルームの賃貸物件を間仕切りすることは可能です。
例えば、キッチンの横にダイニングテーブルを設け、その横にソファとローテーブルを設置すれば、ダイニングとリビングはある程度分けることができます。
しかし、ソファは他の間仕切りと比べると購入費用が高く、背が低いため、しっかりと空間を区切りたい方には向いていません。
また、広めのワンルームであれば問題ないですが、極端に狭い物件の場合、ソファを置くだけでかなり生活スペースが限定されてしまう可能性もあります。
ラグ
ラグを使用した間仕切りは、これまで解説した方法とは少し考え方が違います。
具体的には、ダイニング、リビング、就寝スペースなど、場所ごとにラグを敷き、スペースを独立させるという方法です。
立体的なものを設置しないため、ワンルームが持つ開放感を損なわず、動線も問題なく確保できます。
また、ダイニングには無地のラグ、リビングには柄物のラグを敷くなど、デザインにコントラストを付けることで、よりハッキリとスペースを分けることは可能です。
もちろん、「友人が来たときのために目隠しを設けたい」といった方には向いていませんが、単純に各スペースを区別したいという方は、こちらの方法も検討しましょう。
まとめ
ここまで、ワンルームの賃貸物件における間仕切りの方法とそれぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、いかがでしたでしょうか？
予算の都合上、ワンルームにしか入居できないという方は、前述の方法で間仕切りを作り、アレンジした部屋で生活を楽しみましょう。
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