賃貸物件から退去する際には、さまざまなコストがかかることを想定しなければいけません。
また時期を考えずに退去、新居への入居手続きを進めてしまうと、思いの外コストがかさんでしまう可能性があります。
賃貸物件から退去する際のコストは、どうすれば抑えられるのでしょうか?
賃貸物件を退去する際のコストがかさんでしまう原因と対策
賃貸物件を退去する際のコストがかさんでしまう大きな原因として、“賃料の二重払い”が挙げられます。
現在住んでいる賃貸物件から新居に引っ越す際、退去の旨を遅く伝えすぎたり、新居への入居手続きが遅くなったりすると、賃料の二重払いをしなければいけない時期が発生します。
このような状況にならないためには、引っ越しを決断したタイミングで、すぐに退去の予告に関する契約内容を確認するべきです。
通常賃貸物件における退去の通告は、退去の1ヶ月前もしくは2ヶ月前までに行うものです。
それ以上伝えるのが遅くなると、仮に新居の入居手続きがスムーズにできたとしても、家賃を二重払いしなければいけない可能性が高くなります。
賃貸物件を退去する際のコストを抑えるには退去のタイミングも重要
賃貸物件を退去する際のコストを抑えるには、退去の通告をするタイミングだけでなく、実際に退去をするタイミングも重要です。
もし現在住んでいる賃貸物件の退去時における賃料の清算方法が“月割り”の場合、より退去のタイミングを考えなくてはいけません。
例えば、5月10日に賃料物件を退去するとします。
このとき、現在住んでいる賃貸物件の賃料が月割りで清算される場合、5月分の賃料を1ヶ月分すべて支払ってから退去しなくてはいけません。
ただもしこれが“日割り”の場合、5月10日に退去すれば5月1日~10日までの賃料を支払うだけで済みます。
もしこれに気付かなければ、賃貸物件を退去する際のコストが知らないうちに大きく膨らんでいることになります。
もし現在住んでいる賃貸物件が月割りで賃料を清算する場合でも、その月の最終日を狙って退去すれば、コストを最低限に抑えられます。
間違っても、月初めに退去してコストを無駄に増やしてしまうことのないようにしましょう。
まとめ
賃貸物件の退去と新居の入居手続きを同時に行う際は、さまざまな手続きに追われるためどうしてもコストを抑えることに気が行きにくくなります。
ただそれでも、賃料の二重払いは非常に大きなコストとなってしまうため、避けるように事前準備をしておくべきです。
退去する際のコストを抑え、少しでも新居で利用できる資金を確保しておきましょう。