賃貸物件の中には、ペットの飼育ができない物件がいくつかあります。
ではペット飼育不可の賃貸物件では、すべてのペットを飼うことができないのでしょうか?
今回は、ペット飼育不可の賃貸物件でも飼えるペットはいるのかについて解説します。
ペット飼育不可の賃貸物件への引っ越しを考えている方は、ぜひ参考にどうぞ。
ペット飼育不可の賃貸物件で小さな動物は飼える?
ペット飼育不可の賃貸物件と聞くと、犬や猫は飼えないイメージが強いですよね。
ではそれらのペットよりも小さい動物はどうでしょうか?
例えば、ハムスターを飼う場合で考えてみましょう。
ハムスターは、犬や猫と違って大きな鳴き声を発することもありませんし、小さいため足音などが階下に聞こえることもありません。
ただハムスターのゲージに設置される“回し車”で走る音は、隣の部屋に響く可能性があるので注意が必要です。
またハムスターがゲージから出たときに、部屋の中の壁や柱にキズを付けてしまう可能性もあります。
ある程度のにおいを発することも考えられるので、ペット飼育不可の賃貸物件でハムスターを飼う場合でも、必ず賃貸物件のオーナーに確認し、飼育の許可を得るようにしましょう。
ペット飼育不可の賃貸物件で熱帯魚は飼える?
では、ペット飼育不可の賃貸物件で熱帯魚を飼う場合はどうでしょうか?
熱帯魚であれば、鳴き声を発することもなく、外に出て壁や柱にキズを付けてしまう心配もありません。
ただ熱帯魚を飼育する水槽からの水漏れは、トラブルになる可能性があります。
水漏れをすぐに把握すれば問題ありませんが、発見が遅れた場合、床が腐食したり階下の部屋まで水が滴り落ちたりする可能性があります。
また熱帯魚を飼育する水槽には、大きいもので100kg前後のものもあります。
そのような水槽を長い間使用し続けると、部屋の床が変形してしまうことも考えられます。
つまりペット飼育不可の賃貸物件では、熱帯魚を飼育する場合でも、賃貸物件のオーナーに確認する必要があるということです。
どんなペットでもまずはオーナーに確認!
ペット飼育不可の賃貸物件では、すべてのペットの飼育が禁止されているケースも少なくありません。
ただ賃貸借契約書の中に、小さな動物や熱帯魚などの飼育は認める旨が記載されている場合もあります。
したがってどんなペットを飼うときでも、まずはオーナーに確認するのが無難だと言えるでしょう。
まとめ
ペット飼育不可の賃貸物件でも、種類によってはペットを飼える可能性があります。
ただどんなペットであっても、トラブルに発展する可能性は少なからずあるため、飼う前に必ずオーナーに相談しましょう。
もし無断でペットを飼ってしまった場合、ペットを第三者に引き渡すことを要求されたり、最悪の場合退去を命じられたりする可能性もあるため、注意してください。