賃貸物件に引っ越す際の車庫証明の処理について!

不動産豆知識

賃貸物件に引っ越しをする際は、引っ越しの手続き以外にもさまざまな手続きが必要になります。
車を所有している方は、賃貸物件に引っ越す際の“車庫証明”の処理について事前に把握しておきましょう。
知らず知らずの内に、法律に違反してしまうということのないように注意してください。

賃貸物件に引っ越し!“車庫証明”ってどんなもの?

車庫証明とは、簡単に言うと“車を適切な場所に保管していることを証明する書類”のことを言います。
日本には、所有している車を公道以外で保管しなければいけないという法律があるため、車の所有者は必ず車庫証明を取得しなければいけません。
賃貸物件に引っ越して、住所とガレージの場所が変更になる場合、もう1度新しく車庫証明を取得する必要があります。
また住所が変更になり、ガレージの場所が以前と変わらない場合でも、車庫証明を新しく取得し直さなければいけない場合があります。
なぜかと言うと、車は必ず自宅から2キロ以内(直線距離)の場所に保管しなければいけないというルールがあるためです。
したがって、もし現在の住まいのすぐ近くに引っ越すという場合は、もう1度車庫証明を取る必要があることを覚えておきましょう。

賃貸物件に引っ越す際の車庫証明の取得方法

賃貸物件に引っ越す際の車庫証明を取得する前に、まずこれから新しく車を保管するガレージが“適切な車の保管場所”としての要件を満たしているかチェックしましょう。
先ほど解説したように、車庫証明が取得できるガレージは、自宅から2キロ以内(直線距離)の場所でないといけません。
また道路から問題なく出入りができ、車全体が入るスペースで、なおかつ車の所有者が保管する権利を持っている場所である必要があります。
上記すべてを満たさなければ、車庫証明は取得できません。
車庫証明を取得する場合、申請で1回、取得で1回警察署に行く必要があります。
ただ煩雑な手続きはないため、申請時も取得時もそれほど時間はかかりません。
車庫証明の取得には車の保管場所の所在図や配置図が必要になりますが、賃貸物件の場合は不動産会社に作成してもらうのが一般的です。

まとめ

賃貸物件に引っ越す際の車庫証明の処理について解説しました。
住所変更などの手続きと併せて、引っ越し後に必ず行うべき手続きとして覚えておきましょう。
また車庫証明は、住所変更をしてから15日以内に取得しなければいけないので、この2つの手続きは必ずセットで覚えておくべきです。
行政書士や不動産会社にうまく依頼して、取得忘れを防ぐというのも1つの方法です。

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