マンションのオーナーになると、管理会社とのトラブルって避けては通れないものです。
きちんと管理をしてくれない、対応が悪い、清掃が行き届いていないなど、管理会社に委託場合にはトラブルが絶えません。
ですが、物件の部屋数が多すぎたり、分譲マンションの賃貸経営する場合、現実的に管理会社に任せなければいけません。
そこで今回は、管理会社とのトラブルの一般的なケースとその対応の仕方を紹介していきたいと思います。
これからマンションの賃貸経営を考えているというそこのあなた、必見ですよ。
管理会社とのトラブルで多いケースとは
管理会社との代表的なトラブルの例として、2つ挙げられます。
それは、「管理不徹底の問題」と「管理費に対する問題」です。
管理不徹底とは、依頼してることをきちんと管理をしてもらえない、対応が迅速ではない、いい加減だ、といったものです。
定期的な清掃が徹底されておらず、廊下や階段、ゴミ捨て場の等が汚れている場合、当然、入居者からクレームが出てしまいます。
管理費に対する問題とは、望んでいたよりも管理のレベル・質が良くなかった場合、それに見合った管理費にしてもらう為、管理会社へ値下げを交渉します。
その事が結果として、管理会社とのトラブルを招く事になってしまうのです。
管理会社とのトラブルを防止しよう①~管理会社との契約書を見直す~
ここからは、管理会社とのトラブルを回避する方法を紹介していきます。
まず1つ目は、前例のトラブル事例と確認し、今の契約書を見直す事です。
全国では、オーナーと管理会社と様々なトラブルが起こっており、国土交通省が「不動産トラブル事例データベース」(www.retio.or.jp/trouble/index.html)に纏めています。
あらゆるトラブルの結末をきちんと把握できるので、それを参考にトラブル対策が出来ます。
管理会社とのトラブルの対応には、契約書の再確認が必要不可欠です。
管理会社とのトラブルを防止しよう ➁~契約書中にある解除事項の確認~
いくら管理会社を変更したくても契約期間が残っている場合、管理費を払い続ける事になります。
但し、これは正当な理由がある場合には、異なってきます。
契約解除理由として、「契約書の解除条項に基づく解除」か「債務不履行に基づく解除」の法的な根拠が必要不可欠となってきます。
前者は、契約書の中にきちんと解除できる記載が書いている事が前提です。
また後者は、管理業務がきちんと履行されていない、再三に渡り是正催告をしたが、一定期間が経過しても改善の見通しがなかった、という場合です。
何れにせよ、新しい管理会社に依頼する場合は、いままでの管理会社と契約を解除しなければいけませんので、契約書の中に解除事項があるか確認が必要です。
まとめ
ここまで管理会社との代表的なトラブルの事例と、その対処方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
マンション管理が行き届いていない場合、住環境が悪くなり、空き部屋が増えてしまう可能性も十分に考えられます。
管理会社とのトラブルに柔軟に対応し、住みやすく居心地の良いマンションにしていきましょう。