皆さんは賃貸管理にどのようなイメージを持っていますか?
お金と時間があればだれでも始められて…働かなくてもお金が入ってくるし…。
など、安楽なイメージを持っていませんか?
実は思ったよりも賃貸管理って実務が多いのです。
そこで今回、賃貸管理がきついということ、そしてそのような賃貸管理を上手にしていくための秘訣を話していきたいと思います。
賃貸管理はきつい!!
賃貸管理をすると、入居者の募集から契約、集金業務、設備の不具合の対応や修理、入居者同士のトラブル処理、さらに空室対策、そして解約手続きなど、やらなくてはいけないことは山ほどあります。
さらに、このどれも落ちがないようにこなさなくてはいけませんし、誠実に対応しなくてはいけません。
賃貸管理はきつい、ということを実感しますよね。
サラリーマンなどが副業で賃貸管理を行っている場合、手間や時間をとられて本業が疎かになってしまうケースもよく耳にします。
賃貸管理がいい加減きついので、管理会社に委託を考えたことがある人も多いかと思います。
では、もし管理会社に管理委託をするならどのくらいの部屋数からが目安なのでしょうか・
そして、実際にどのくらい費用がかかるものなのでしょうか。
次は、そのようなところをじっくりと説明していきます。
賃貸管理を管理会社に委託すべき境界線って?
賃貸管理をきついものとしている一番の原因って何だかわかりますか?
それは管理している物件数、部屋数の多さです。
そうですよね。
部屋数が多くなればなるほど、こなすべき実務も増えていきますし、対応すべきクレームも倍増していきます。
では、自主管理から委託管理に切り替えるべき具体的部屋数の目安って、どのくらいだと思いますか?
一般的には、賃貸管理で、1人で管理するのが100部屋を超えるとかなりきついと言われています。
ただしこれはあくまでも目安ですから、賃貸管理を副業で行っている方ならさらに基準の部屋数は少なくなります。
また、管理する物件から離れた場所に住んでいる場合、入居者からのクレームに迅速に対応することが物理的に難しい面もあります。
賃貸管理を始める際には、その実務の全体をイメージして自分のキャパシティを考えながら、委託管理にするかどうかを考えていきましょう。
実際に賃貸管理を管理会社に委託すると、どれくらい費用がかかる?
では、実際に賃貸管理を管理会社に委託すると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
まずかかる費用の内訳として、大きく委託管理手数料と修繕費用の2つがあります。
委託管理手数料とは、管理会社に委託管理する上で手数料としてとられるお金です。
家賃のおよそ5%を取られます。
安いところでは3%くらいです。
仮に物件20件を委託管理して家賃合計が100万円であれば、5%で毎月50,000円の手数料が差し引かれることになります。
ですが、家賃の未払いやクレーム処理、こまごまとした手続きもしてくれますので、これをどう考えるかはあなた次第です。
修繕費として、入居中や退出時の原状回復の費用はオーナーが支払います。
管理会社は施工業者からの請求に2割くらい上乗せしてオーナーに請求してくることがほとんどですから、考え物ですよね。
ここまで紹介してきたものは、一般的に管理会社に委託した際にかかる費用です。
管理会社は様々ですし、プランもいろいろなものがあります。
より多くの業者のプランを比較しながら、委託する管理会社を決めるのが良策です。
まとめ
ここまで、賃貸管理が思ったよりもきついということ、そしてそのような賃貸管理を上手にしていくための秘訣を紹介してきましたが、いかがだったしょうか。
結論として、管理する部屋数が多かったり管理物件から遠いところに住んでいたりする場合、管理会社に委託するのが賢いといえそうです。
ですが、その管理会社もより多くの管理会社と比較して、よく吟味して一番良いプランを選ぶのがポイントです。