~お任せ新浦安賃貸情報~
清田不動産
更新日: 2018年06月08日
446 view

マンション管理における善管注意義務違反の判例を紹介します



マンション管理における「善管注意義務」とは、簡単に言うと「一般的に注意すべきことを注意する」という義務のことを言います。
マンションの管理会社は善管注意義務を怠ると、罰金等の厳しい処罰が下されます。
今回はマンション管理における善管注意義務違反の判例を紹介し、いかに重要なことかというのを理解して頂きたいと思います。

 

マンション管理における善管注意義務違反のとある判例

あるマンションの管理組合において発生した、善管注意義務違反の判例を紹介します。
その管理組合の会計担当者であるAは、長期間に渡って管理費の一部を着服・横領していました。
その額は総額約5,000万円にも上っていたそうです。
管理費を横領されたマンションの管理組合は、当時の理事長であったB、会計監査役員であったC、副理事長Dが善管注意義務違反にあたるとして、損害賠償を請求しました。
結果的に、当時の副理事長Dには善管注意義務違反が認められませんでしたが、理事長B、会計監査役員Bには約500万円の賠償命令が下されました。
当時の理事長Bは収支決算の報告をする責任者のため、会計担当者Aが作成した報告書をくまなく点検し、確認する必要がありました。
ただ実際には、会計担当者Aから簡単に説明を受けただけで、預金口座の残高確認なども怠っていました。
また会計監査役員Bも、会計担当者Aが作成した偽の残高証明書を簡単に信用し、会計担当者Aが会計義務を全うしていることをしっかり確認しませんでした。
ちなみに副理事長Dが善管注意義務違反と認められなかった理由は、会見担当者Aの行為を予見して対策をすることは難しかったということでした。

 

マンション管理における善管注意義務違反の判例から学ぶこととは?

マンション管理における善管注意義務は、「一般的に注意すべきことを注意する」というニュアンスでしか定義されていません。
ただこれだけの説明では、どんな状況が善管注意義務違反にあたるのか、少し分かりにくいと言えるでしょう。
ただ上記の判例から学べることは、「専門家としての注意ではなく、一般人として当たり前の注意をする」ということが、善管注意義務だということです。
判例を見てみると、当たり前の確認を取っていなかった人物が善管注意義務違反と認められています。
簡単な確認をしておけば会計担当者Aの不正を発見出来たにも関わらず、それを怠ったことによって大事になってしまったことは事実です。

 

まとめ

マンション管理における善管注意義務違反は、1人1人が当たり前のことを当たり前にこなすことで発生を防ぐことが可能です。
賃貸管理をするオーナーが、管理組合の理事や会計を務めることも十分あり得ますので、我関せずというわけにはいかない問題と言えるでしょう。